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RigExpert AA-35 ZOOM 動作説明

ブロック図

下図はリグエキスパート AA-35 ZOOM アンテナアナライザーのブロック図です。

how-it-works

このアナライザーの「頭脳」は、STM 32-bit RISC マイコンです。このマイコンで動作周波数500 MHz の2相正弦波発振器PLL Si5351チップを制御します。2つの信号をローパスフィルターに通した後、波形成形処理をして、CMOSレベルの2相の方形波を生成します。測定対象のパラメータを測定するのに、単純な構成かつ周波数特性の良いリターンロスブリッジを採用しました。スイッチによりブリッジの対辺の信号を交互に取り出します。スイッチされた信号と第2相の信号を混合し1.5KHzのオーディオ帯の出力信号を得ます。この信号は1.5KHzのバンドパスフィルターを通過後、12-bit ADCによりデジタル変換され後続のマイコンに入力されます。320×240 ドットカラー TFT 液晶画面と 6×3 キーパッドはマイコンに直結されています。USBインターフェイス・チップによりPCとの接続を実現しています。

ブリッジの詳細

下図は抵抗ブリッジとミキサーの接続図です。

CPU 制御のスイッチはブリッジの片側の信号をミキサーに供給します。負荷が純抵抗の50 Ωの場合、ブリッジはバランスしスイッチの位置にかかわらずスイッチの出力は同一値になります。 これによりアナライザーの校正は不要になり、非常に精度良く SWR=1に近くになります。